研磨へのこだわり

表面処理加工の種類

鏡面加工とは 

当社では、LAP研磨(物理的研磨)、電解研磨(金属を電解溶液中で陽極とし、表面を均一に溶解させる方法)、および化学研磨と機械研磨を組み合わせた化学複合研磨に対応しております。
これらの研磨処理により、表面粗さはRa0.1以下を実現し、鏡面仕上げを達成いたします。

鏡面加工の難しさ

お客様から要求される面粗度(鏡面)を実現するためには、切削加工の段階から高い面粗度を保持する必要がございます。
複数の工程を経て多くの社員が携わる中で、研磨では補えないキズを一つの工程で付与してしまうと、それは不良品となり、お客様のご要望に沿った製品とはなりません。
鏡面仕上げそのものも高度な技術を要しますが、月産4万個を超える製品において、その品質を高水準で維持し続けることが最大の難題であります。


技術確立までのエピソードなど

鏡面レベルの高い面粗度を安定して達成するためには、最新設備や加工技術だけでなく、それを扱う社員一人ひとりの意識と技能が不可欠です。
わずかな不注意や知識不足が製品不良につながるため、継続的な社員教育とノウハウの共有が求められます。
また、品質を最優先とする企業文化を確立し、全員が同じ目標意識を持つことで、高い面粗度の維持と顧客信頼の獲得につながります。